平成16年12月定例議会個人答弁全文
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(質問)荒神山一帯における猪対策について |
| この件につきましては、今年6月の定例議会においてもお尋ねいたしておりますが、近辺に居住する住民を初め農業を営んでおられる方にとって緊急的な課題であり、早急に対策が必要と考えますので、再度質問させていただきます。 11月下旬になりますと、私ども子どものころ農家は、私も農家でございますので、秋の取り入れが終わり一段落ということで、ほとんどの家はお父さんやお母さん、また、おじいさん、おばあさんに自転車に乗せてもらって、彦根のえびす講に連れていってもらったことが1年間のうちで最大級の楽しみの一つとして今現在でも頭に残っておるわけでございます。今になって考えますと、あのころはその年の1年の農作業がえびす講で区切りがついておったように感じます。 しかし、今はがらりと変わりまして、大きく農業は変革し、農地の3分の1強は転作でございます。稲の収穫が終わると、小麦の播種、大豆の収穫と農家にとってえびす講どころではない大変忙しい時期で、1年の農作業はいつ始まっていつ終わったのか本当に実感がわいてこないのが現況であると思っております。今私が発言させていただいたことは、イノシシと何の関係があるのかとお思いでしょうが、大いに関係があるわけでございます。 さて、6月の質問の中で、鳥居本地区においての被害状況は自家用に供されるもので、被害額の把握は困難であると答弁されております。今年度の荒神山一帯近辺の水田では、農家はそれなりに個々において対策を講じられたようでございますが、心配いたしておったとおり稲の被害は相当あったように感じます。行政としてどのような指導をされたのか、また、被害状況とわかれば被害額をお聞かせいただきたいと思います。 今、近辺農家が一番心配かつ悩んでおられることは、先ほども申しましたように、稲刈りの後は小麦、その後作として大豆を栽培されるほ場がたくさんあるわけでございます。既に小麦は播種されており、現在では新芽が出て、緑豊かな田園風景でございます。そこで待っているのが、いつ出没するかわからないイノシシ、このまま対策をとらないと、今後耕作の放棄の可能性も考えられます。現実にそのように言っておられる農家もあるわけでございます。 また、荒神山一帯には子どもセンター、運動公園、曽根沼公園を初め、社寺・仏閣が点在いたしております。そのような公共的施設での被害は報告されておるのかお尋ねをいたします。 また、6月の答弁では、オリ3基を設置し、1頭捕獲されたとありましたが、その後の成果と現在想定されておられます生存頭数をお聞かせください。 いずれにいたしましても、行政として、今後被害が起こると予想されるすべての対象地域に対し、どのように指導し対策をとられようとされているのかをお示しいただきたいと思います。 |
| (回答)産業部長 |
| 荒神山一帯におけるイノシシ対策についてのご質問のうち、まず、農家への指導についてのお尋ねにお答えを申し上げます。 周辺農家への指導につきましては、8月4日、8月11日、9月3日と現地に出向きまして、イノシシの足跡や耕作者からの出没情報をもとに、より効果的な被害防止網の設置方法や設置箇所、およびイノシシのえづけにならないように収穫しない栗や柿の木は切り倒すなどにつきまして、県の職員とともに、耕作者に指導・助言を行ったところでございます。 次に、被害状況および被害額につきましては、稲里町、西清崎町地先におきまして水稲の食害や踏み倒し被害がございまして、彦根犬上農業共済組合が行いました被害の認定状況によりますと、被害に遭った水田面積は41.6アール、被害額は約20万円程度と聞いております。 そのほかに畑の自家用野菜への食害が広範囲に及んでいるのを確認いたしておりますが、被害額は確認できない状況であります。 次に、公共的施設につきましては、荒神山公園の多目的グラウンドで被害が報告されておりまして、被害面積は154m2で、被害金額は13万5,000円に及んでおります。 なお、近くにある社寺・仏閣等における被害の報告は受けておりません。 次に、オリ設置の成果および現在想定されるイノシシの生存頭数等につきましては、6月2日に1頭を捕獲して以来、捕獲実績はございません。 また、荒神山全体のイノシシの生存頭数につきましては、湖東地域農業改良普及センターの現地調査によりますと、目撃情報および足跡などによりまして、40頭程度が生息しているものと推測をされているところでもございます。 次に、被害の予想される地域における指導・対策につきまして、被害の多かった稲里町、西清崎町を初め周辺9集落の農業組合長や耕作者にお集まりをいただきまして、去る11月29日に県および東びわこ農協とともに、増えつつあるイノシシの被害防止を図るために、トタン板やら防除網等による効果的な防止対策の紹介とあわせまして、新たに設置する農地への進入防止柵および捕獲用のオリについて説明を行ったところでもございます。 また、鳥居本地域を含む被害の予想される地域に対しましても、オリによる捕獲や進入防止柵の設置による防除対策だけでなく、山沿いの荒廃農地の草刈りを行い見通しをよくしたことでイノシシの警戒心が増し、山からの出没が激減したとの事例等もございますので、これら事例のように地元地域でできる対策についての情報提供についてもあわせて積極的に行ってまいりたいと、このように考えておりますので、ひとつご理解を賜りますようお願い申し上げます。 |
| (再質問)荒神山一帯における猪対策について |
| 今、産業部長さんから細かくご回答をいただいたわけでございますが、農業共済にすべて被害のあったところは加入されておったということであろうと思いますが、それが41アールですか、被害が20万ということでございますが、それは農業共済の方で認定されたということであろうと思います。実はうちの息子が、ちょうど10アールほどですけれど、うちの隣の西清崎ですけれど、隣の田んぼを機械がないので刈ってくれということで、刈るときには農政課の職員の皆さんも来ていただいておったところでございますが、実質どのように認定されたかわかりませんけれど、皆目ゼロに近いというのが、私も行きましたし、大変息子は途中で怒って、こんなもの刈らんと。というのは、刈るどころかぐちゃぐちゃですので、来たら臭いし、においがまずきついということで、こんなものが商品になるのかなと思っておりましたが、実質は1反に3俵弱だったそうです。 そんなことで、現状がそういうものですので、そして、びっくりしましたのは、6月の時点では10頭ぐらいというのが、今お聞きしますと40頭になってきた。来年の6月になったら、どれだけ増えているんやろうなと。聞いていますと、倍、倍、倍になって増えていくということは聞いていますが、本当に対処しなければ、彦根中近隣も一帯全部出没するようになると思いますので、何とか早いうちと6月には言っておりましたが、早いうちも通り越しまして、あれから4倍に増えているということで非常に危惧するわけでございますので、どうかひとつ指導なり対策を考えていただいて、地元住民が安心できるようにお願いしたいと思います。 そして、過日ですけれど、荒神山へ私も入りまして、オリがありましたけれど、入り口は閉まっていましたので、あっ、何でやろうなと思いましたけれど、これは捕獲期間があるのかなと思いましたが、オリを据えているということであるのに、一般の方が見られた場合、幾ら「捕獲期間があるので閉めてあるんや」と言っても、一般の人だったら、「つかんでいるって、ちょっともつかんでへんやないか」と言われることになろうかと思いますので、捕獲期間以外は撤去していただくなり何とかしていただかないと、何かを書いておくなりしていただかないと、逆に住民としては不信感が募るものであるのではないかなと思いますので、ひとつその点よろしくお願いいたします。 |
| (回答)産業部長 |
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確かに今おっしゃるように、共済組合のはじきました認定でご報告なりご答弁を申し上げたわけでございますが、共済組合の被害額の認定に当たりましても、これもご承知かと思いますけども、実勢のおおよそ7割とか、保険のことでございますので、そういうようなこともございますので、実態とはかけ離れているかというようなご指摘かと思いますけども、その辺また共済組合にも今のお答えのことを私どももお伝えを申し上げんならんと、こういうようなことも思いますが、いずれにしろ、改まってもう一つの40頭というようなことは、10頭から一気に増えたと。確かに地域の方々の目撃情報ですと、親子連れのイノシシを見たという方がかなりおられます。それと、先ほど申します湖東地域振興局の普及センターの職員さんのお話ですと、足跡とか、ふんの状態とか、そういうことからつぶさに見て、そういう目撃情報とあわせて、およそ推測の域は出ないものの、前の10頭ぐらいではとてもじゃないということで、40頭はいるであろうということでございましたので、これを解決するには、昨日も岩崎議員さんの鳥居本地区での実態も訴えていただいたようなことでございますが、やはり何らかの形で人とそういったイノシシとのすみ分けというようなことで、猟友会にもやむを得ない場合はお願いしている現状もございますが、残念ながら、この荒神山は特に保護地域にご承知のようになっておりまして、非常にまたその許可を得るのが鳥居本地区以上に難しい面もございます。しかし、こう頭数がわずかなエリアの中で増えてまいりますと、私どももやはり特別の事情を付して関係団体と一緒に県に積極的に働きかけていかなければならないという思いはしておりますので、そういった方面での取り組みは強めてまいりたいと、このようにも思います。 |